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「会社行きたくない」は甘え?心のSOSを測る10の質問【簡単ストレス診断】

「会社に行きたくない…」

朝、布団の中でそう感じた時、あなたは同時にこう思っていませんか?

「こんなことで休みたいなんて、ただの甘えだ」
「社会人失格だ。もっと頑張らないと…」

多くの真面目で責任感の強い人ほど、そのサインに気づいていながらも「自分の気のせい」「甘えだ」と心に鞭を打ってしまいます。

その気持ちは、決して「甘え」ではありません。あなたの心が発している極めて正当で無視してはならないSOSです。

この記事では、あなたの「会社に行きたくない」という気持ちが、どのくらい危険なレベルにあるのかを客観的に判断するための、簡単なストレス診断を用意しました。そして、「甘え」だと自分を責めることが、いかに危険で、あなたの心を蝕んでいくのかを徹底的に解説します。

この記事を読めば、あなたは自分を責めるのをやめ、自分の心と体を守るための正しい行動を起こせるようになります。

目次

「会社行きたくない」は甘え?心のSOSレベル診断10【1分で完了】

それでは、早速あなたの心の状態をチェックしてみましょう。

以下の10個の質問に対して、ここ1ヶ月の自分を振り返り、「はい」か「いいえ」で直感的に答えてみてください。紙に書き出すか、スマートフォンのメモ機能を使うと、より客観的に判断できます。

【心のSOSレベル診断チェックリスト】

  1. 日曜日の夕方から夜にかけて、気分がひどく落ち込む、または不安になる。
  2. 朝、目が覚めた瞬間に「会社に行きたくない」と感じ、絶望的な気持ちになる。
  3. 職場にいる特定の人物(上司、同僚など)の顔を思い浮かべるだけで、動悸や吐き気がする。
  4. 仕事の夢を見たり、夜中に仕事のことで目が覚めたりすることが週に2回以上ある。
  5. 以前は楽しめていた趣味や好きなことに、全く興味が湧かなくなった。
  6. 理由もなく涙が出たり、常にイライラしたりと、感情の起伏が激しくなったと感じる。
  7. 会社のデスクに向かっても、仕事内容が全く頭に入ってこない、集中力が続かない。
  8. 友人や家族と会うのが億劫に感じ、一人でいることを選ぶようになった。
  9. 「自分が消えてしまえば楽になるのに」と、ふと考えることがある。
  10. 頭痛、腹痛、めまいなど、原因不明の体調不良が続いている。

あなたの「はい」はいくつあったでしょうか?

診断結果でわかる危険度レベル

この診断は、医学的な診断を下すものではありません。しかし、あなたの心がどれだけ助けを求めているかを知るための、重要なバロメーターとなります。

レベル低(はい:1〜3個)

「はい」が1〜3個だったあなたは、まだ危険な状態ではありませんが、ストレスが蓄積し始めている「要注意」の段階です。

「会社に行きたくない」と感じる日もあるけれど、まだ気力で乗り越えられている状態かもしれません。しかし、この小さなストレスの芽を放置すると、やがて大きな問題に発展する可能性があります。

今やるべきこと

  • 何がストレスの原因なのかを特定する。(例:特定の人物、仕事の量など)
  • 意識的に休息をとる、趣味の時間を確保するなど、セルフケアを心がける。
  • このブログで紹介する、具体的なストレス対処法を試してみる。

レベル中(はい:4〜7個)

「はい」が4〜7個だったあなたは、心が「危険信号」を発している状態です。気力だけでは乗り越えるのが難しくなってきており、心身に不調が出始めている可能性が高いです。

「甘え」という言葉で自分をごまかし続けるのは限界です。今すぐ具体的な対策を講じる必要があります。

今やるべきこと

  • 信頼できる友人や家族に、今の辛い状況を打ち明ける。
  • 有給休暇を取得し、ストレスの原因から物理的に距離を置く。
  • 会社の相談窓口や、外部のカウンセリングサービスの利用を検討し始める。

レベル高(はい:8〜10個)

「はい」が8個以上だったあなたは、心が「限界寸前」であり非常に危険な状態です。すでにうつ病や適応障害といった専門的な治療が必要な状態に陥っている可能性さえあります。

今あなたに最も必要なのは「休むこと」と「専門家の助けを借りること」で「頑張ること」ではありません。

今すぐやるべきこと

  • 即座に心療内科や精神科を受診する。 専門医の診断を受け、適切な治療方針を決めることが最優先です。
  • 休職を検討する。 医師から診断書をもらい、正式な手続きを踏んで会社を休みましょう。あなたの心と体を回復させるためには、まとまった休養期間が不可欠です。
  • 退職・転職を本格的に視野に入れる。 あなたをそこまで追い詰める環境に、これ以上身を置く必要はありません。

「甘え」だと自分を責めることの本当の怖さ

なぜ、これほどまでに「甘えだと自分を責めるのは危険だ」と繰り返すのか。それには、明確な理由があります。

一人で抱え込み、誰にも相談できなくなる

「こんなことで悩むなんて情けない」
「相談したところで、根性がないと思われるだけだ」

「甘え」という自己認識は、他者への相談の扉を固く閉ざしてしまいます。本来であれば、友人、家族、同僚、上司など、多くの人があなたのサポーターになり得るのに、自ら孤立の道を選んでしまうのです。

誰にも頼れず、一人で問題を抱え込み続けることは、暗闇の迷路を一人で彷徨うようなものです。出口は見えず、ただただ疲弊していくだけです。

自己肯定感が下がりうつ状態に陥りやすくなる

「自分はダメな人間だ」
「なぜ自分は、みんなと同じようにできないんだ」

自分を責め続けることは、自分の価値を自ら貶め、自己肯定感を著しく低下させます。自己肯定感の低下は、うつ病の入り口とも言われています。

物事をすべてネガティブに捉えるようになり、「どうせ自分なんて…」という思考が頭から離れなくなります。このような思考は正常な判断力を失い、転職や休職といった合理的な選択肢を考えることが難しくなってしまうのです。

まとめ:あなたの心が出すSOSを正しく受け止めてください

今回のストレス診断、あなたの結果はいかがでしたでしょうか。

重要なことは「会社に行きたくない」という気持ちは、あなたの心が発する正当なアラームであると認識することです。

火災報知器が鳴っているのに、「あれはきっと誤作動だ」と無視する人はいません。それと同じように、あなたの心のアラームを「甘え」という言葉で無視しないでください。

自分を責めるのは今日で終わりにしましょう。あなたは十分に頑張ってきました。これ以上、一人で戦う必要はありません。

診断結果のレベルが高かった場合は今すぐにでも行動を起こしてください。追い詰める環境から離れることは何よりも優先されるべき、あなた自身の権利です。

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